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民族間の和解と融和を促進する – オーストラリアにおける各博物館の和解の—ための活動計画枠組みについて語る

民族間の和解と融和を促進する – オーストラリアにおける各博物館の和解の—ための活動計画枠組みについて語る

過去の歴史の傷跡と記憶を振り返ると、わずか数年で民族と民族間の和解と相互理解を達成することは難しいかもしれない。しかしながら、人々は厳しい歴史に直面して行動を続けなければならない。「和解」への遠い道のりには、体系的で実用的な活動の枠組みが鍵となる。そして、その新しい枠組みが組織に指針を提供し、共通の実践方向を目指すようになる。     [1] 「先住民族」については国連が提出した定義を参考にした [2] 先住民族に関する事務の相関決定の過程に於いて、そ...

September 15, 2023
ルーツを記す-Lawbubulu里帰り特別展からKialreba霧台特別展に寄せて

ルーツを記す-Lawbubulu里帰り特別展からKialreba霧台特別展に寄せて

2カ所の展示を開催するにあたっては、田園調査、文化の解釈、展示計画及び行政作業が極めて難易度の高い仕事となった。準備過程は相当困難だったが、ルカイ族の伝統文物を丁寧に扱い、現地の視点で解釈するという考えで、展示の文字も中国語とルカイ族語の両方を表記した。今回の展示は地方の小規模な文化館と都市の大規模な専門博物館とが繋がるという意味で、地方の民族にとっても非常に意義深いものがあった。台湾が歴史的に正義の転換を提唱すると同時に、彼ら自身も自分たちの帰属する原点を顧みることができた。このような展示によ...

September 15, 2023
2022年FIHRM-AP「気候変動」に関する共同学習の記録 博物館とNGOsのパートナーシップの可能性

2022年FIHRM-AP「気候変動」に関する共同学習の記録 博物館とNGOsのパートナーシップの可能性

 FIHRM-APHは過去のコミュニディと博物館の共学モデルに引き続き、過去博物館は参観者を教育の仲介する場所であるから、いまや現在社会のなかに於いて、NGOのクロス領域との協力及び行動力で博物館が議題促進の場になっている。FIHRM-APHのプラートフォームの連携と協力により、気候及び人権議題の促進をフィートバックし、そして今回 ICOMの主題「博物館の力」をも十分に現わしている、FIHRM-APHは、未来にもっと沢山の博物館とNGOがより多くの具体的行動の可能性を刺激しあうと期待し...

November 28, 2022
粉飾事件:タイ深南部紛争下にある芸術

粉飾事件:タイ深南部紛争下にある芸術

これらの作品は、彼らが自分でプロデュースした展示会「沈没」に出展された。場所はコミュニティの芸術学習スペースとして使われている現地の芸術サロンのパッターニー・アートスペース(Patani Art space)である。創立者はジェハブドゥロ・ジェソルホー(Jehabdulloh Jehsorhoh)氏で、彼はパッターニーに常駐しているアーティストだ。作品によって、タイ南部三県で行われている暴力に反対を表明し続けている。 「沈没」は150名の地元住民と参観者に、非常に歓迎された。ヤラーで生まれ育った...

November 28, 2022
困難な議題に直面する博物館が行動のパワーを具現:ICOMプラハ大会現場の観点

困難な議題に直面する博物館が行動のパワーを具現:ICOMプラハ大会現場の観点

ICOM(国際博物館会議)大会は、今年の8月28日にチェコのプラハで開かれ、円満に閉会して間もない。新型コロナウイルスが世界中に感染が拡大したため、3年ぶりの開催となった第28回大会では、「博物館の力」をメインテーマとしてセッションのためのテーマが設けられたが、どれもが博物館と社会全体に対する新しい課題であった。関連し合う四つのパネルディスカッションのテーマは、「目的:博物館と市民社会」、「持続可能性:博物館とレジリエンス」、「ビジョン:博物館とリーダーシップ」、「発信:博物館と新しい科学技術」...

November 28, 2022
1.5メートルの裂け目には依然として光が輝いている

1.5メートルの裂け目には依然として光が輝いている

1.5メートルは防疫の社会的距離として人々のコンセンサスであるが、去年五月にその共通性が壊れ、人々の生活はそれ以後大きく変わった。しかしながら、私達はこの1.5メートルの裂け目には然として光が輝いていると信じている。 人は光を通して互いに照らし合い、光は通過すると屈折して虹を映し出す。 ...

September 23, 2022
都市封鎖か鎮圧か

都市封鎖か鎮圧か

作者紹介:マイケル‧ベルトラン(Michael Beltran) マイケル‧ベルトラン(Michael Beltran)はこれまで六年間記者を勤め、自分の一生を政治運動にかけている。記者という仕事で自国の様々なマイナーコミュニティに関して報道しているが、そのテーマには、人権問題や狭められた民主的空間、中国及びその他の超大国の干渉、強制される移動や引っ越し、身寄りがなく路頭に迷う人々の様子などが含まれる。 フィリピンでは都市封鎖が徐々に解放に進んでいるが、全土を見渡すと、コロナウイ...

September 23, 2022
博物館は現代の人権問題をいかに受け止めるか 共同学習からアドボカシーへ 「Ayo-Ayo!明日はきっと良い日——移住労働者人権特別展」

博物館は現代の人権問題をいかに受け止めるか 共同学習からアドボカシーへ 「Ayo-Ayo!明日はきっと良い日——移住労働者人権特別展」

まとめ 物議を醸す難題に向き合い、博物館としての仕事を通して、いかに政策と社会変革に影響を与えていけるだろうか。自力で戦っては限界がある。市民団体とパートナーシップを結び、連携して権限や資源を共有してこそ、博物館が社会的問題に介入するときやコミュニティと連携をとるときのハードルを下げることができる。また、より良い効果を上げ、ポジティブな社会活動エネルギーをさらに引き寄せる。博物館は、社会参加の一環として展示を開催することで、発言権もなく、汚名を着せられたままの、社会的に立場の弱い人たちへの...

March 30, 2022
ミャンマーの統一と博物館(その二)

ミャンマーの統一と博物館(その二)

参考資料 1.《ミャンマーの博物館:略史及び現実的な観点》(Museums in Myanmar: Brief History and Actual Perspectives),著者ザン・ナムラ 2. ウィキペディア記事:ミャンマー国立博物館  3. ウィキペディア記事:ミャンマーの民族一覧 4. 「リンジンゴン墓地のモスクやお墓がブルドーザーで取り壊された」(The Historic Lin Zin Gone Myanmar Muslim Cemetery a...

May 23, 2022