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ミャンマーのロヒンギャ 〜コミュニティの主導によるアイデンティティの形成と確立のための活動〜

ミャンマーのロヒンギャ 〜コミュニティの主導によるアイデンティティの形成と確立のための活動〜

まとめ ロヒンギャ・コミュニティは、唯一無二のアイデンティティを形成し、確立するよう推進し、ロヒンギャ遺跡を記録することを目的としている。これには良心遺跡も含まれている。一部の地域が歴史的にも文化的にも意義を持っているからである。これは歴史上初めての活動であり、これによって得られる結果は、ロヒンギャにとって大きな意味がある。なぜなら、自分の故郷がかつて存在したのだということを明らかにすることで、彼らは自分たちの文化遺産と民族的アイデンティティを守るために努力するようになるからだ。 こ...

September 09, 2024
沈黙の事件――内戦中の性暴力被害に声を上げた勇敢な女性の話

沈黙の事件――内戦中の性暴力被害に声を上げた勇敢な女性の話

2019年、VOWは詩集「沈黙の事件」を出版した。ネパールの詩人四人と共同制作し、これらの詩を創作した勇敢な女性たち、そしてまだ出会っていない同じ経歴を持つ女性にも正義を勝ち取るために努力してほしいという願いを込めて、視覚アート展示会を開催した。政府が第二版の国家行動計画を制定するまで、たくさんの人権擁護活動家や紛争被害者のリーダーたちと、長年一緒に協力を続けてきたのだ。これは、政府が初めてネパールに暴力問題が存在することを認めた事例だった。ネパール内政部の主導の下で、過去に未処理の性暴力問題が...

May 05, 2024
FIHRM-AP第六期 最新ニュース 住民と効果的な協力関係を築くために ―「良心の場所国際連盟(ICSC)」によるワークショップの記録より―

FIHRM-AP第六期 最新ニュース 住民と効果的な協力関係を築くために ―「良心の場所国際連盟(ICSC)」によるワークショップの記録より―

まとめ 2022年に発表された博物館の新しい定義「住民参加」を重視する過程で、博物館が絶え間ない人権侵害事件に直面した時、さまざまな観点を取り入れ、住民の参加と協力を得ながら、人権擁護活動をどのように進めていけばよいか、これが、博物館にとって常に考えている問題だ。今回のワークショップを通じて、私たちは自分の博物館や団体と関連した住民を探し、協力関係を築く原則と方法を理解することができた。参加者たちもセミナーのなかで議論し、意見を交換する中で、たくさんの住民の参加と協力をより効果的に実践する...

December 12, 2023
FIHRM-AP第六期最新ニュース ―国境を超えた共感と人権対話―実務者の視点より

FIHRM-AP第六期最新ニュース ―国境を超えた共感と人権対話―実務者の視点より

博物館は人権平等を促進し、問題に対応する重要なパイプ役だが、依然として戦火で荒廃した国々にとってみれば、その反応と影響力は理想的で小さく見えるかも知れない。しかしながら、今回のワークショップ講師リンダ・ノリス氏とパント氏の対談の後には、戦争の不安と疑問が一掃され、博物館の自信と希望を取り戻したことを、取材チームは確認した。彼女たちはこう励ましたのだ。博物館を訪れる住民やグループを知ることは永遠にできないが、展示に感動した来場者がどんな行動や変化をもたらすかを無視してはいけない。博物館は一方的な論...

December 12, 2023
民族間の和解と融和を促進する – オーストラリアにおける各博物館の和解の—ための活動計画枠組みについて語る

民族間の和解と融和を促進する – オーストラリアにおける各博物館の和解の—ための活動計画枠組みについて語る

過去の歴史の傷跡と記憶を振り返ると、わずか数年で民族と民族間の和解と相互理解を達成することは難しいかもしれない。しかしながら、人々は厳しい歴史に直面して行動を続けなければならない。「和解」への遠い道のりには、体系的で実用的な活動の枠組みが鍵となる。そして、その新しい枠組みが組織に指針を提供し、共通の実践方向を目指すようになる。     [1] 「先住民族」については国連が提出した定義を参考にした [2] 先住民族に関する事務の相関決定の過程に於いて、そ...

September 09, 2023
ルーツを記す-Lawbubulu里帰り特別展からKialreba霧台特別展に寄せて

ルーツを記す-Lawbubulu里帰り特別展からKialreba霧台特別展に寄せて

2カ所の展示を開催するにあたっては、田園調査、文化の解釈、展示計画及び行政作業が極めて難易度の高い仕事となった。準備過程は相当困難だったが、ルカイ族の伝統文物を丁寧に扱い、現地の視点で解釈するという考えで、展示の文字も中国語とルカイ族語の両方を表記した。今回の展示は地方の小規模な文化館と都市の大規模な専門博物館とが繋がるという意味で、地方の民族にとっても非常に意義深いものがあった。台湾が歴史的に正義の転換を提唱すると同時に、彼ら自身も自分たちの帰属する原点を顧みることができた。このような展示によ...

September 09, 2023
2022年FIHRM-AP「気候変動」に関する共同学習の記録 博物館とNGOsのパートナーシップの可能性

2022年FIHRM-AP「気候変動」に関する共同学習の記録 博物館とNGOsのパートナーシップの可能性

 FIHRM-APHは過去のコミュニディと博物館の共学モデルに引き続き、過去博物館は参観者を教育の仲介する場所であるから、いまや現在社会のなかに於いて、NGOのクロス領域との協力及び行動力で博物館が議題促進の場になっている。FIHRM-APHのプラートフォームの連携と協力により、気候及び人権議題の促進をフィートバックし、そして今回 ICOMの主題「博物館の力」をも十分に現わしている、FIHRM-APHは、未来にもっと沢山の博物館とNGOがより多くの具体的行動の可能性を刺激しあうと期待し...

November 11, 2022