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FIHRM-AP第六期 最新ニュース 住民と効果的な協力関係を築くために ―「良心の場所国際連盟(ICSC)」によるワークショップの記録より―

FIHRM-AP第六期 最新ニュース 住民と効果的な協力関係を築くために ―「良心の場所国際連盟(ICSC)」によるワークショップの記録より―

まとめ 2022年に発表された博物館の新しい定義「住民参加」を重視する過程で、博物館が絶え間ない人権侵害事件に直面した時、さまざまな観点を取り入れ、住民の参加と協力を得ながら、人権擁護活動をどのように進めていけばよいか、これが、博物館にとって常に考えている問題だ。今回のワークショップを通じて、私たちは自分の博物館や団体と関連した住民を探し、協力関係を築く原則と方法を理解することができた。参加者たちもセミナーのなかで議論し、意見を交換する中で、たくさんの住民の参加と協力をより効果的に実践する...

December 20, 2023
FIHRM-AP第六期最新ニュース ―国境を超えた共感と人権対話―実務者の視点より

FIHRM-AP第六期最新ニュース ―国境を超えた共感と人権対話―実務者の視点より

博物館は人権平等を促進し、問題に対応する重要なパイプ役だが、依然として戦火で荒廃した国々にとってみれば、その反応と影響力は理想的で小さく見えるかも知れない。しかしながら、今回のワークショップ講師リンダ・ノリス氏とパント氏の対談の後には、戦争の不安と疑問が一掃され、博物館の自信と希望を取り戻したことを、取材チームは確認した。彼女たちはこう励ましたのだ。博物館を訪れる住民やグループを知ることは永遠にできないが、展示に感動した来場者がどんな行動や変化をもたらすかを無視してはいけない。博物館は一方的な論...

December 20, 2023
民族間の和解と融和を促進する – オーストラリアにおける各博物館の和解の—ための活動計画枠組みについて語る

民族間の和解と融和を促進する – オーストラリアにおける各博物館の和解の—ための活動計画枠組みについて語る

過去の歴史の傷跡と記憶を振り返ると、わずか数年で民族と民族間の和解と相互理解を達成することは難しいかもしれない。しかしながら、人々は厳しい歴史に直面して行動を続けなければならない。「和解」への遠い道のりには、体系的で実用的な活動の枠組みが鍵となる。そして、その新しい枠組みが組織に指針を提供し、共通の実践方向を目指すようになる。     [1] 「先住民族」については国連が提出した定義を参考にした [2] 先住民族に関する事務の相関決定の過程に於いて、そ...

September 15, 2023
ルーツを記す-Lawbubulu里帰り特別展からKialreba霧台特別展に寄せて

ルーツを記す-Lawbubulu里帰り特別展からKialreba霧台特別展に寄せて

2カ所の展示を開催するにあたっては、田園調査、文化の解釈、展示計画及び行政作業が極めて難易度の高い仕事となった。準備過程は相当困難だったが、ルカイ族の伝統文物を丁寧に扱い、現地の視点で解釈するという考えで、展示の文字も中国語とルカイ族語の両方を表記した。今回の展示は地方の小規模な文化館と都市の大規模な専門博物館とが繋がるという意味で、地方の民族にとっても非常に意義深いものがあった。台湾が歴史的に正義の転換を提唱すると同時に、彼ら自身も自分たちの帰属する原点を顧みることができた。このような展示によ...

September 15, 2023
2022年FIHRM-AP「気候変動」に関する共同学習の記録 博物館とNGOsのパートナーシップの可能性

2022年FIHRM-AP「気候変動」に関する共同学習の記録 博物館とNGOsのパートナーシップの可能性

 FIHRM-APHは過去のコミュニディと博物館の共学モデルに引き続き、過去博物館は参観者を教育の仲介する場所であるから、いまや現在社会のなかに於いて、NGOのクロス領域との協力及び行動力で博物館が議題促進の場になっている。FIHRM-APHのプラートフォームの連携と協力により、気候及び人権議題の促進をフィートバックし、そして今回 ICOMの主題「博物館の力」をも十分に現わしている、FIHRM-APHは、未来にもっと沢山の博物館とNGOがより多くの具体的行動の可能性を刺激しあうと期待し...

November 28, 2022
粉飾事件:タイ深南部紛争下にある芸術

粉飾事件:タイ深南部紛争下にある芸術

これらの作品は、彼らが自分でプロデュースした展示会「沈没」に出展された。場所はコミュニティの芸術学習スペースとして使われている現地の芸術サロンのパッターニー・アートスペース(Patani Art space)である。創立者はジェハブドゥロ・ジェソルホー(Jehabdulloh Jehsorhoh)氏で、彼はパッターニーに常駐しているアーティストだ。作品によって、タイ南部三県で行われている暴力に反対を表明し続けている。 「沈没」は150名の地元住民と参観者に、非常に歓迎された。ヤラーで生まれ育った...

November 28, 2022
困難な議題に直面する博物館が行動のパワーを具現:ICOMプラハ大会現場の観点

困難な議題に直面する博物館が行動のパワーを具現:ICOMプラハ大会現場の観点

ICOM(国際博物館会議)大会は、今年の8月28日にチェコのプラハで開かれ、円満に閉会して間もない。新型コロナウイルスが世界中に感染が拡大したため、3年ぶりの開催となった第28回大会では、「博物館の力」をメインテーマとしてセッションのためのテーマが設けられたが、どれもが博物館と社会全体に対する新しい課題であった。関連し合う四つのパネルディスカッションのテーマは、「目的:博物館と市民社会」、「持続可能性:博物館とレジリエンス」、「ビジョン:博物館とリーダーシップ」、「発信:博物館と新しい科学技術」...

November 28, 2022
1.5メートルの裂け目には依然として光が輝いている

1.5メートルの裂け目には依然として光が輝いている

1.5メートルは防疫の社会的距離として人々のコンセンサスであるが、去年五月にその共通性が壊れ、人々の生活はそれ以後大きく変わった。しかしながら、私達はこの1.5メートルの裂け目には然として光が輝いていると信じている。 人は光を通して互いに照らし合い、光は通過すると屈折して虹を映し出す。 ...

September 23, 2022
都市封鎖か鎮圧か

都市封鎖か鎮圧か

作者紹介:マイケル‧ベルトラン(Michael Beltran) マイケル‧ベルトラン(Michael Beltran)はこれまで六年間記者を勤め、自分の一生を政治運動にかけている。記者という仕事で自国の様々なマイナーコミュニティに関して報道しているが、そのテーマには、人権問題や狭められた民主的空間、中国及びその他の超大国の干渉、強制される移動や引っ越し、身寄りがなく路頭に迷う人々の様子などが含まれる。 フィリピンでは都市封鎖が徐々に解放に進んでいるが、全土を見渡すと、コロナウイ...

September 23, 2022